明大前商店街(東京都世田谷区)

(平成18年4月取材)

 「元祖 安全・安心のまち」として知られる、明大前商店街です。
 明大前商店街の自警会活動「ピースメーカーズ」はいまや全国的に有名であり、視察も絶えません。当初は前例もなく、大胆な試みでしたが、戦略的構想力と実行力で実現し、そして現在まで順調にメンバーを拡大しながら継続しています。

 平成8年に4つの商店会が合併、また同時に法人化して「明大前商店街振興組合」が設立されました。

 普通の商店街ですが、不動産店が目立ちます。
 「治安が良い」ことで知られるようになり、、アパート・マンションの人気が高まったためだそうです。

 地元小学生の絵によるフラッグ(右上)







 合併の少し前から、合同スタンプ事業を行ってきました。
 
 生鮮食料品店も健在です。

 「街路灯完成・時計台完成」のフラッグ(左上)









 駅前の民間交番「ピースメーカーズボックス」です。
 建物は世田谷区から、土地は区と京王帝都電鉄からの貸与です。
 
 治安が悪化する中、警視庁に対し交番を誘致したところ実現しなかったため、自分たちで民間交番を作ってしまった、というシロモノです。

 昼間の主な仕事は道案内だそうです。








 地元小学生からの「感謝の寄書」です。
 ピースメーカーズボックスの中に掲示されています。











 夜のパトロール前の打ち合わせです。
 左列中央が商店街振興組合理事長の本杉氏(電器店経営)です。













 夜のパトロールに出発します。
 時間、ルートなどは日々不規則に変えています。

 メンバーの組み合わせにも留意する等、活動が継続するよう努力しています。













 住宅街の中にも入っていきます。

 東京の住宅街といえども、フラッシュ光を吸い込むような深い闇があります。












 井の頭線架橋です。
 隊員募集や、国務大臣(国家公安委員長)視察のニュースが掲示されています。
 なお、この活動は平成14年版『警察白書』にも取り上げられました。








 こうした民間の活動の成果でしょうか、ついに18年2月、本物の交番も設置されました(右)。

 その後も商店街の民間交番と自警活動は継続しています。











 今回紹介した他に、登下校時の安全誘導などを行っています。
 隊員は商店街の会員が中心ですが、その他のメンバーもいるそうです。女性隊員もいます。
 なお、こうした地域貢献は、店の売上にもプラスの効果があるといいます。
 詳細な内容は、「北海道商店街新報」平成18年7月号に記載しています。

(リンク)
明大前商店街(明大前コミュニティネット)

世田谷区商店街振興組合連合会

 このページの写真は、「北海道商店街新報」の取材時に撮影したものです。
 現在の状況は変わっている可能性があります。
 (その後、内閣総理大臣賞を受賞されました。)

運営;小松労務経営事務所
協力;北海道商店街振興組合連合会

トップページ

北海道商店街新報を年間購読しませんか〜
一般4,200円(年12回発行:送料込)で最新情報をチェック
広告の掲載もご用命ください
(バックナンバーの入手についてはお問い合わせください)
--
北海道商店街振興組合連合会
札幌市中央区北1条西2丁目2-1
北海道経済センタービル5階
TEL011-222-4933 FAX011-222-7747
Matsuno hiroshi <dosinren@gaea.ocn.ne.jp>

All Rights Reserved, Copyright(c) 2007  小松労務経営事務所