(平成17年12月取材)
西鉄久留米駅に近い「あけぼの商店街」の地区は、昭和63年と平成元年の2回も大火災に見舞われました。
再開発計画が空転を繰り返す間に周辺に大型店が次々とできて、商店街は空洞化が進みました。
平成12年に市が焼け跡の土地を購入、翌年から再開発構想を民主導で進めたそうです。その結果、イベント広場と商業テナントを複合する「円形」の施設ができました。これが現行の「六角堂広場」の原型となります。
一方、「六角堂広場」完成後も、従来の商店街が独自に存在感を発揮しています。
九州北部は特に大型店の進出が著しく、商店街は苛烈な逆境にありますが、空き店舗を埋めるために努力して、その成果が目に見える形で現れている事例です。
「六角堂広場」です。
「光の動物園」と言って、動物の形をしたイルミネーションが並んでいます。
雨のため地面が光っています。
「六角堂広場」は、第3セクターの(株)ハイマート久留米が運営しています。
左が「大陸食ロード」です。(「大陸麺ロード」と書かれた資料もあります。)
この地が「とんこつラーメン」で有名なことに因み、特に中国の食に関係する飲食店を中心に集めているようです。
暗くてよく見えませんが、右がシンボル塔です。昔この地が大繁栄していたとき建っていた塔が「六角堂」と呼ばれていたそうで、それを再現したもののようです。
逆光撮影で暗くなってしまいましたが右がシンボル塔です。
下はイベント広場です。撮影位置の背後は屋根付きステージです。
六角堂広場の全景はこちらをご覧ください。
商店街に面した休憩スペース兼「タウンモビリティステーション」です。
電動スクーター、車いすなどの貸し出し、来街者の介助を行って、高齢者や障がい者の来街を支援するものです。
(なお、これとは別に、あけぼの商店街振興組合も車いすを貸し出しています。)
複合チャレンジショップ「くるKURU畑」です。
(残念ながら、取材後に閉店となったようです。)
「くるKURU畑」店内の一階です。
壁際にある棚は、「レンタルボックス」と言って、箱の1つ1つが別の生産者から委託を受けて販売しているものでした。
あけぼの商店街アーケード街の入り口です。
右の立て看板は地図になっています。
写真が切れかかってますが左端は商店街のフラッグです。
左の堀川酒店が商店街振興組合理事長の店です。
生鮮食料品店がしっかり生きています。
左から惣菜、肉、青果です。
少し下がって撮影しました。
新しい店もいろいろ誘致したようです。
こちらは昔ながらの風情のある、路地裏風の商店街です。
空き店舗率は高かったところ、市内の不動産店全てを回って飲食店を誘致したそうです。右はその成果の一つである焼きそば店です。
左はアーケード街の端にある精肉店です。
路地裏に入って行きます。
右は、これも誘致活動の成果であるひとくち餃子の店です。
いかにも昔風の路地裏ですが、左の喫茶店など、新しい店も入っています。
取材後も空き店舗を埋めて行っているようです。
今回の写真では紹介できませんでしたが、イベントも盛んです。
また、「くるめ商店街ブログ」に、あけぼの商店街のイベント記事が多数掲載されています。
あけぼの商店街のホームページは、堀川理事長さんたちが自前で作成し、運営したものです。
デザインがしばしば変わるようですが、現在はトップページがそのまま地図になっています。
手作り感の強いサイトですが、商店街の沿革や昔の写真、個店のページ、ブログ、ネットショップなど、充実した内容になっており、まめに更新されています。
自前で商店街のホームページを作る方にはとても参考になると思います。
なお、私が取材した後に、次は全国商店街振興組合連合会がこの商店街を取材したとのことで、その記事の一部が転載されています。
(関連リンク)
ほとめき通り商店街 街あるきマップ
久留米商工会議所
久留米観光コンベンション国際交流協会
石橋文化センター
なお、このページの写真は、「北海道商店街新報」の取材時(平成17年12月)に撮影したものです。
あくまで「平成17年末の記録」とお考えください。
運営;小松労務経営事務所
協力;北海道商店街振興組合連合会
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